こんにちは。灯音(tomone)です。
今回は、身内で遊ぶためのマイクラサーバをUbuntu22.04で構築したので備忘として残しておこうと思います。

プラグインを入れたマイクラサーバの構築は始めてです。
作りたいサーバ
どんな使い方をしたいか
・同時接続10人
・Java版も統合版もどちらもプレイできる
・長期的に起動させておき、いつでも遊べるサーバ
・レッドストーン回路やトラップも作ってよい
・できる限りバージョンアップに対応したい
作るサーバの構成
・Ubuntu22.04
・PaperMCを使ったプラグインサーバ
・multiverse-coreでワールド内に追加で1つワールドを作りたい(資材用ワールドにしたい)

MODサーバもいいのですが、新しいバージョンに都度対応していくのは難しい印象です。
前準備
PaperMCなどを入れる前の準備です。
Ubuntuサーバを建てる
私のサーバでは以下のスペックにしました。
PROXMOX環境はすでに作ってあるので、ぽちぽちと作ります。
・Ubuntu22.04-server(GUIなし)
・CPU4*2
・メモリ13GB
・ストレージ150GB

サーバを建ててから方針を変えた部分がありオーバースペックなところはあると思います。
PaperMCを入れる前の準備
パッケージの更新
$sudo apt update
$sudo apt upgrade -y
ポートの開放
$sudo ufw allow 25565 && sudo ufw allow 22
#統合版マルチサーバにするので19132も開放
$sudo ufw allow 19132/udp
$sudo ufw enable
$sudo ufw status
IPアドレスの固定
※設定のための情報確認
$ip a
$sudo vi /etc/netplan/00-installer-config.yaml
00-installer-config.yamlの中身は以下
以下の記事にもう少し詳しく書いてます。
# This is the network config written by 'subiquity'
network:
version: 2
renderer: networkd
ethernets:
#ens18は環境による。$ip aで確認した内容。
ens18:
dhcp4: no
addresses:
#設定したいIPアドレスを設定
- 192.168.0.130/24
routes:
- to: default
via: 192.168.0.1
nameservers:
addresses:
- 8.8.8.8
- 8.8.4.4
IPアドレス固定
※IPアドレスが変わっても接続が切れないよう、コンソールから実行推奨
$sudo netplan apply
OpenJDKのインストールなど
$sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
#OpenJDKのバージョンはプレイしたいマイクラサーバのバージョンに合わせる必要があります
$sudo apt install -y openjdk-21-jdk
#マイクラをscreen上で操作したいのでscreenをインストール
$sudo apt install screen
今までscreenはあまり触ってこなかったのですが、TeraTarmなどのコンソールでマイクラサーバを起動した場合、セッションが切れるとサーバもぶつ切りになってしまっては困るので入れることにしました。

操作も頑張って覚えたい
マイクラサーバの導入
一通り準備が終わったらいよいよマイクラサーバを導入します。
作業ディレクトリの作成
マイクラ用のディレクトリを作ります。
マイクラ用のファイルを色々と入れる作業ディレクトリになります。
※任意の場所に作成
$mkdir /home/user/minecraft
PaperMCのインストール
wgetコマンドか、もしくはローカル環境にダウンロードしたファイルを格納します。

私はwgetコマンドで入れています。
古いバージョンで構築したい方は以下のHPからダウンロードします。
$cd /home/user/minecraft
$wget <ダウンロードしたいバージョンのPaperMCのURL>
wgetコマンドを使わない方は、TeraTarmのSSH SCP機能や、WinSCPなどを用い適切なパスに格納します。
サーバ起動
PaperMCをダウンロードしたら、一度マイクラサーバを立ち上げます。
$java -Xmx4096M -Xms4096M -jar <ダウンロードしたPaperMCのjarファイル名>
初回の立ち上げは必ず失敗しますが、サーバ起動コマンドを実行することで起動用ファイルと同じディレクトリにeula.txtが新しく作成されます。
このeula.txtを開き、内容を確認した上でfalseをtrueに書き換え保存します。
$ vi ./eula.txt
#By changing the setting below to TRUE you are indicating your agreement to our EULA (https://aka.ms/MinecraftEULA).
#Fri Jun 27 09:19:21 JST 2025
eula=true
もし、サーバの設定を変更したい内容があれば、この時点で修正済のserver.propertiesを格納しておいてもよいと思います。
もう一度サーバ起動コマンドを実行するとサーバが起動します。
プロンプトが$から>に変わります。
[XX:XX:XX INFO]: Done (19.212s)! For help, type “help”
というような出力があれば起動完了です。
クライアント側から接続確認
サーバを起動したら、クライアント側から接続をしてみます。
Minecraft Launcherから、建てたPaperMCと同じバージョンの起動構成を指定しマインクラフトを起動します。
「マルチプレイ」を選択し、「サーバ追加」を選択。

「サーバー名」には任意のサーバ名を入力します。
「サーバーアドレス」には、先ほど固定したIPアドレスを入力します。
サーバアドレスを入力したら「完了」ボタンが押せるようになるので押します。
「マルチプレイで遊ぶ」画面に戻ると入力したサーバが選択できるようになっているので、ダブルクリックをするか、選択した上で「サーバーに接続」ボタンを押下するとマイクラサーバに入れます。
サーバ側には
[XX:XX:XX INFO]: <プレイヤー名> joined the game
というログが出力されます。

時々知らない人が入ってこようとするログが残っているので、こういったログはある程度は読めた方がいいです。
サーバの停止
サーバを停止します。
#ワールドを保存するコマンド
>save-all
#サーバを停止するコマンド
>stop
停止すると通常のプロンプトに戻ります。
まとめ
まずはマイクラサーバの起動・停止ができる状態にしました。

長くなってしまうので続きは別の記事で記述していきます
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